花の輸送の鍵は、吸水と温度管理

切り花の輸送方法には、乾式輸送と湿式輸送があります。乾式輸送は、吸水可能な状態にせずに輸送する方法を指します。乾式輸送による場合、切り花は水分を大きく損ない、一度水分を損なうと、その後の水揚げ能力が低下してしまう問題点があります。一方、湿式輸送は、切り花の切り口を溶液に浸して吸水可能な状態にして輸送する方法を指します。具体的には、水を張ったバケツに切り花を立てて輸送するバケット輸送と、切り口を吸水資材で包むピックル輸送があります。湿式輸送は吸水させると開花が進行してしまう花には適しません。しかし、いずれの方法による場合でも、摂氏10度前後の低温を維持するコールドチェーンによることが品質保持を助けます。